旬の歳時記 水餃子 2012.12.09 食べ歩き , 日記 , 餃子 Tweet くゆらす湯気に、冬が似合う水餃子には、五宝がある。 一に、湯気をふわりと立てた、艶やかな白い肌。 二に、つるりと滑らかな、皮の肌理。 三に、歯にめり込み、押し返すようにからみつく、皮の逞しさ。 四に、餡から溢れ出る、熱々スープ。 五に、噛む喜びを生む、よく練られた肉餡のうまみ。 小さき身体に秘めた五宝を、ハフハフぎゅっと噛み締め、目を閉じる。 ふわり、つるりん、もちもち、じゅわり。 甘み押しよせ、ああ、幸せだなぁ。